12月8日(木)。午前中は京都大学にいました。毎週木曜日の行政学講座に参加するためです。今日の発表で、『保険金不払い問題と日本の保険行政』,保井俊之,日本評論社,2011年,を読了したことになります。
生保、損保の大量不払いがなぜ発生したのか?問いと仮説を立てて、そこに理論モデルを援用する学術分野のお作法に沿って分析がなされていました。なかなかの力作です。途中、Vモデルなる課題解決のルートを示すシステムの説明があり、そのVモデルが社会中枢システムに応用される6段階の解説がありました。
なぜかそこに、黒澤明監督の「生きる」という映画の引用があり、無気力公務員だった主人公が悪徳市会議員の妨害にも負けず、児童公園建設を果たすというストーリーの説明がなされています。筆者の言いたいことは、この映画の主人公が知らず知らずの内に、Vモデルなる課題解決ルートを辿っていたのだが、保険料不払い問題へのアプローチも実は無意識のうちにVモデルを辿っていたのだ、と関連付けられていました。
私が市会議員だからということもあるのでしょうが、学術書の割には結構コミカルな主張が所々になされており、楽しく拝読することができました。こういう楽しい文章を書かないと読者が退屈しますよね。ある意味で参考になりました。ゴミ缶モデル、アリソンモデル(決定の本質)、政策の窓など、政治学の基本中の基本から突いてくる新鮮さ(!?)もあり、衝撃的(!)でもありました。
さて、今年もあとちょっとですね。13日の代表質問が終わったら、私も自分の論文執筆に重点をシフトさせたいと思います。これから、お世話になった蕎麦屋さん(の御主人)が亡くなったので、お通夜のお参りに行ってきます。
謹んでご冥福をお祈りいたします(合掌)
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